NetForce1500 使用方法 ---------------------------------------------------------------------- メニュー 0)作業環境&前提条件 1)要注意事項 2)OS の UPDATE の仕方 3)電源の落とし方 4)NFS クライアントの追加の仕方 5)SMB windows 共有をする。 6)バックアップの取り方 7)リストアのしかた 8)エラーメールの設定の仕方 9)ログいろいろ 10)PwerSore L200(テープオートローダー)の使い方 11)障害が発生したら 13)バックアップスケジュール例 ---------------------------------------------------------------------- ■0)作業環境&前提条件  NetForce1500 + PowerSore L200(テープオートローダー)  OS:4.1.19  >製品購入時に入っている 4.0.? 系列とはインターフェースが   かなり異なるので要注意  NetForce の初期設定(IP , DNS とか)は済んでいるものとする。  クライアント PC 側はブラウザで Java (1.3 系列以前 1.4 以降は駄目っぽ)が  使用できる状態にしておく事。  >4.1.? 系列から Java アプレット(swing か?)バリバリです。  NetForce へのアクセス手段は www , telnet  以下説明は基本的に www でログインした後なの  check point の機能はちょいーと怪しいので off です。 ---------------------------------------------------------------------- ●1)要注意事項  ・テープオートローダー前面のパネルでテープをスロットからドライブにロードしてはいけない。   >テープがスロットにある状態でないと NetForce 側から操作に失敗してしまう。  ・/.shres.* とか /etc は基本的に弄らない。   >ここでいう / は NetForce のトップディレクトリ   >理由はなんとなく怖いから  ・telnet とか ssh で NetForce の OS のシェルみたいなのに入れるけど、   何をしてよくて、何をしたらいけないのか分からないので入らないのが吉。   [menu] で使う分には全然 OK ---------------------------------------------------------------------- ●2)OS の UPDATE の仕方  ftp://ftp.tgi.co.jp/pub/PROCOM/OS/  で最新の OS をあらかじめ落としておく(ディレクトリ毎)。   NF401M19.IMG とかいう *.IMG ファイルが OS のイメージファイル   fingerPrint のチェックとか    ftp://ftp.tgi.co.jp/pub/PROCOM/OS/tool/ID.EXE    も落としてきて、コマンドライン上で     D:\>ID.EXE NF401M19.IMG    とかやると fingerPrint が表示されるので、ID*.txt の内容と一致するかチェック    [System Operations]>[Update Software] で [Browse] ボタンを押して  落としておいた OS のイメージファイル *.IMG を選択  [Update]>[はい]>[了解] で NetForce がリブートして OS が UPDATE される。  ※前のヴァージョンへの戻し方   [System Operations]>[Shut Down the Server] で   [Reboot Previous Version ??] を選択すれば良い(らしい) ---------------------------------------------------------------------- ●3)電源の落とし方  ・www から   [System Operations]>[Shut Down the Server] で [Halt the Server] を選択  ・本体前面パネルから   [>]キー、[▼]キーで [B.Shutdown Server] を選択して[>]キー、   [A.Power off] を選択したまま[>]キー、[Are You Sure] と聞かれるので、   [▼]キーで [Yes] にして [>]キー ---------------------------------------------------------------------- ●4)NFS クライアントの追加の仕方  追加するクライアントは [10.21.2.13][alice01.local.alma.jp] と仮定  ・www から   1)[Unix Configuration]>[Configure NFS]>[Set UP Hosts] を選択     [Add] ボタンを押して、[HostName] に alice01.local.alma.jp と入力、     [IP Address] に 10.21.2.13 と入力、[Trusted] にチェックを入れて [Apply]   2)[Unix Configuration]>[Configure NFS]>[Configure Exports] を選択     [Add] ボタンを押して、[Path:] はそのまま、[Access] もそのまま([Read/Write])、     [Hosts] で [Known Host] を選択してリストから1)で設定したクライアント(alice01)     を指定して [Apply]  ・telnet から 1)telnet で NetForce に接続する。 connect to (? for list) ? [menu] #ここでリターン password for admin access ? #パスワードを入力 2)[F]キーを押して [Hosts] メニューを開く   [Host Name/IP]フィールドに追加したいクライアントの名前(あるいは IP)を入力して[リターン]   >今回は alice01.local.alma.jp と入力。    クライアントの名前と   [1]キーを押して、何も変更せずに [リターン]キーを二回押して、   [7]キーを押してセーブ。 3)[ESC]キーを押してメインメニューに戻り   [M]キーを押して [Trusted Hosts] メニューを開く   [Trusted Host Name]フィールドに2)で追加したクライアントの名前を入力して[リターン]   [7]キーを押してリストに追加 ---------------------------------------------------------------------- ●5)SMB windows 共有をする。  ※NetForce は Workgroup に所属しているものとする。  [Windows Configuration]>[Configure Shares] を選択  [Add] ボタンを押して、[Share Name:],[R/W Password:],[Confirm R/W Password:]  を入力して後はデフォルトのまま、[Apply]  windows からアクセスする場合、ユーザー名は何でもよい。 ---------------------------------------------------------------------- ●6)バックアップの取り方  0)注意事項   ・テープは slot にある状態にしておく事    >NetForce がオートローダーを操作している時以外はテープは slot にあるのが正しい。     ドライブに load されている状態だと NetForce が操作に失敗する。   ・一本のテープにつき記録できる job はたったの一つ。(だっせぇ)   ・スケジューリングは一週間単位でしかできない。(ちゃちい)  1)job を設定する。(フルバックアップと増分バックアップを定義する)   [System Backup]>[Manage Backup jobs]>[Manage Job List] を選択   [Add] ボタンを押して...   ・フルバックアップの設定    [Job Name:] に "full" と入力    [Comment:] に "Full Backup for ini-nas" とか入力    [All] と [Full] を選択して [Apply]   ・増分バックアップの設定    [Job Name:] に "inc" と入力    [Comment:] に "Incremental Backup for ini-nas" とか入力    [All] と [Incremental] を選択して [Apply] (Differentail ではない事に注意)   ※削除する場合はまずスケジューリングに組み込まれていない状態にしてから削除する。  2)スケジューリングする。   [System Backup]>[Manage Backup jobs]>[Schedule Jobs] を選択   [Job Names:] 1)で定義した job をそれぞれ指定して、   実行する曜日をチェックし、[Achive] をチェックして [Apply]  3)その他の設定をする。   全ての job で共通である事に注意   [System Backup]>[Manage Backup jobs]>[Schedule Jobs] を選択   [Backup Start Time:] はスケジュールバックアップが実行される時間   [Days Before Overwriting Tape:] はテープの保護期間   例えば テープ 2 本で 月 full 火 inc というスケジュールだとする。   月に slot 1 のテープに full が記録されたとする。   この時 [Days Before Overwriting Tape:] に 0 や 1 を指定していると、   火の inc も何と slot 2 のテープを使用せず、同じ slot 1 のテープを使用してしまう   可能性がある。full が inc で上書きされてしまい実に意味無いじゃんな結果に。   そうならない為には このようなスケジュールの場合、[Days Before Overwriting Tape:] に   2 を指定しておくのが望ましい。(スケジュールとテープ本数で要調整)   [Tape Serial Number:] はりストア時にテープを指定するのに使用。   Job が実行されるたびに勝手に ++ される。  以上の設定でスケジュールに従ってバックアップが行われる。  最初のうちはちゃんとバックアップログとかをチェックして、  ちゃんとバックアップが実行されているのを確認するが吉。  ※マニュアルバックアップのしかた   [System Backup]>[Manage Backup jobs]>[Manage Job List] を選択   実行したい job の名前をクリックして、[Run]   [Create Archive]   [Ignore Protection](テープに既にある以前のバックアップの情報内の             上記テープの保護期間の情報を無視して強制的に上書きする)   にチェックを入れて[Apply] ---------------------------------------------------------------------- ●7)リストアのしかた  1)テープの情報を取得する。   [System Backup]>[Manage Backup jobs]>[View Tape Status] を選択   [Apply] を押して現在 slot にセットされているテープの情報を取得する。     例: Slot Number 1 100 full 1 Thu Apr 11 23:05:54 2002 0 0 0 tape シリアル,job 名, バックアップを行った時間  2)バックアップを実行する。   [System Backup]>[Manage Backup jobs]>[Restore Jobs] を選択   1)の処理で得られた情報を元に、   対象 Job 名 [job Name:] 、テープシリアル [Tame S/N:]、   [Directory/File:] はバックアップ対象   >全てをリストアする場合は [File Volume Opoeration] の [Volume Name] で    得られる名前を指定(/ALMA 等)    部分バックアップを行いたい場合は上記 + ディレクトリ名(/ALMA/www/data 等)   を指定して、紙のようなアイコンをクリックして [Selectd Directories/Files:] に追加   [Overwrite options] は [Files and Directories] をチェック   [Restore Destination] は [Original Location] と [Clean Up] をチェックして [Apply]  ※まず full をリストアして、残りの inc をリストアする。    ※full -> inc 間で削除されたディレクトリやファイルがあっても、   full のリストアでそれらのディレクトリやファイルは復活するが、   inc のりストアによってちゃんと消してくれる事は無い。   >まぁ、あるべきファイルが無いよりはマシかなーと。   >[Clean Up] のチェックで full -> inc 間で削除されたディレクトリは    その通り削除されつようなのだが、うまくいっていない。 ---------------------------------------------------------------------- ●8)エラーメールの設定の仕方  ・smtp server と 宛先を設定する。   [Monitoring and Notification]>[SetUp Email Notification] で   [SMTP Server Name:] に smtp サーバー名を入力   [Email Address:] にエラーメールを送る宛先アドレスを入力   [Notification],[Diagnostics] にチェックを入れ紙のようなアイコンを   クリックして [List] に追加。   [Notification level] は [Errors and Warnings] を選択し [Apply]   >次にこの画面を表示した時 [Notification level] が何故か [None] に    戻ってしまっているが、telnet のメニューで確認するとちゃんと    [Errors and Warnings] になっているので問題ないのか?  ・Diagnostics Email を出す。   ウィンドウ上部のメールのようなアイコンをクリック   [Problem Description] に何か適当に入力して、[Send] ボタンを押す。   右下のボックスに [Message transferred to NetFORCE server for processing.]   System Log に [Diagnostic email sent] といったログが出てれば送信されている。  ▼要注意   NetForce が出すメールは envelope-from が   'NetForce の Host 名'@'所属している DNS ドメイン' になっている。   例:ini-nas@local.alma.jp とか   大抵の smtp サーバーって envelope-from が存在するかのチェックをしている   らしく、このままだと envelope-from のチェックで大抵はねられる。      で対策としては envelope-from のチェックをしない smtp サーバーを探すか、   (そんな smtp サーバーって踏み台にされまくりな気もするが)   近場の smtp サーバーに 'NetForce の Host 名' なアカウントを作成して、   Netforce の DNS ドメイン をその smtp サーバー名にするって方法かな? ---------------------------------------------------------------------- ●9)ログいろいろ  ▼system log   [Monitoring and Notification]>[View System Events]>[Display System Log]   ※NetForce をリブートすると真っ白になってしまうので、可能なら近くの    syslog サーバーに投げるように設定しておいた方がいいかも。    設定方法は [Set UP Remote Logging] あたり    [Facility] はあんまり使用されなさそうな [local*] とかを使って、    syslog サーバーではその facility でログを取る。      ※[Save As...] ボタンでクライアント PC 上に save 可能  ▼BackUp log   [System Backup]>[Manage Backup jobs]>[View Backup Log]   ※これのファイルは NetForce のトップディレクトリから    /etc/backup 以下にある lblog がそれ。 ---------------------------------------------------------------------- ●10)PowerSore L200(テープオートローダー)の使い方  ※ slot の表示が オートローダーの LCD だと 0-7    www だと 1-8 と異なっているのに注意   >slot 自体には 1-8 と刻印されているので LCD の方が間違いっぽ  ▼テープのセット方法   1)ドアを開ける     テープが全てアンロードされている状態で、前面のパネルの [Select]     ボタンを押していき、[EJECT/UNLOCK?] を表示させる。     [▼]ボタンを押していき、[Unlock Door?] を表示させ、[Enter]。     [Are you sure?] と表示されるのでもう一度 [Enter]。     [Open Door!] と表示されロックが解除される。   2)テープをセットする。     底面に銀のストッパーが出るまで slot にテープを押し込む。     ※テープの方向とかは付属のマニュアルを見るべし     ※逆に取り出す時は、テープを一度軽く押しこむと取り出せる。     ドアを閉める。   ※前面のパネルで [Load] をしてはいけない。    >NetForce がオートローダーの操作に失敗してしまう。  ▼テープのアンロードの仕方   何か障害が発生して、テープがドライブにロードされてしまったままになったら、   前面のパネルの [Select] ボタンを押していき、[EJECT/UNLOCK?] を表示させる。   [▼]ボタンを押していき、[Eject Cartridge?] を表示させ、[Enter]。   「ピー」という音が鳴るとアンロードされる。  ▼クリーニングテープを使用する。   クリーニングテープをオートローダーにセットしてから、   www でアクセスして   [System Backup]>[Assign Cleaning Slot] を選択   [Slot Number:] でクリーニングテープの入っている slot を指定して、   [CleaningCount:] でクリーニング回数を指定して、[Apply]   ※マニュアルでしか出来ないので注意。(スケジューリング不可)   ※頻度はどれ位するのが望ましいのか不明 ---------------------------------------------------------------------- ●11)障害が発生したら  ・System Log を save してとって置く。    ・障害発生後に Diagnostics Email を送信しておく。    ・BackUp 関連の障害である場合は。   NetForce 1500 のトップディレクトリからの   /etc/backup 以下にあるファイルをコピーしておく。     ・障害発生時右下のウィンドウに出ているログをコピーしておく。  ※これらのデータを確保した上で購入先に障害対応を以来する。 ---------------------------------------------------------------------- ●13)バックアップスケジュール例  例1)    ・テープが 3 本の場合。     日 full     月 inc     火 inc     水 full     木 inc     金 inc     土 無し     >テープの磨耗は早いがデータはほぼ確実に守られるであろう。     [Days Before Overwriting Tape:] は 3  例2)    ・テープが 4 本の場合。     日 full     月 inc     火 無し     水 inc     木 無し     金 inc     土 無し     >例1)よりテープの磨耗は少ないかもしれないが、      バックアップを取らないという日があるのは不安か?     [Days Before Overwriting Tape:] は 7