ssh X11 forwrding ---------------------------------------------------------------------- ■想定環境&やりたい事 [server PC] irecs.dc.alma.jp 10.21.64.51/24 | [gateway PC] irecs-gw.local.alma.jp 10.21.2.56/19 | [client PC] (多分 nat の内側でも大丈夫) [gateway PC] の向こうの [server PC] 上で X アプリケーションを起動して、 画面を [client PC] に表示する。 ※[server PC] と [gateway PC] は遠く離れたデータセンターにでもあると思いねぇ。 ---------------------------------------------------------------------- ●事前準備 ・[server PC]  sshd_config(/usr/local/etc/sshd_config)で   X11Forwarding yes  と編集しておく。  ログインする予定のユーザーの .cshrc 等で  DISPLAY 変数が設定されている場合はコメントアウトしておく。 ・[gateway PC]  特に設定の必要なし。 ・[client PC]  (unix)   X11 server が起動している事。     ssh_config(/usr/local/etc/ssh_config)で    ForwardX11 yes   と編集しておく。  (windows)   TTSSH をインストールしておく。   TTSSH を起動して [Setup]>[SSH Forwarding...]>   [X Forwarding] の [Display remote X applications on local X server]   チェックボックスをチェックしておく。   [Setup]>[Save setup...] で設定を保存しておく。      windows 用 X server (ASTECX 等)をインストールしておく。      ※cygwin の ssh では何故か X の forward に失敗 ---------------------------------------------------------------------- ●手順 1)[client PC] のコマンドライン上で以下のコマンドを発行  > ssh -l kenta -L 9999:10.21.64.51:22 irecs-gw.local.alma.jp  ※-l kenta で irecs-gw.local.alma.jp 上のユーザー名を指定。  ※-L 9999:10.21.64.51:22 で [client PC] の port 9999 を   irecs.dc.alma.jp の ssh のポートに繋ぐ(トンネルする)。  ※TTSSH の port forwarding を使用しても OK 2)  (unix)   [client PC] のコマンドライン上で以下のコマンドを発行   >ssh -l kenta -p 9999 -X localhost   ※-l kenta で irecs.dc.alma.jp 上のユーザー名を指定。   ※-p 9999 は接続先ポート番号の指定。   ※-X は X11 forward の有効化  (windows)   TTSSH を起動   [Host:] に localhost と入力   [TCP port#:] に 9999 と入力   [Service] の [SSH] にチェックを入れて [OK]   [user name] に irecs.dc.alma.jp 上のユーザー名を指定してログイン。   パスワード認証、RSA 認証は問わない。 3)2)でログインした [server PC] 上で下記コマンドを発行し、  > env   DISPLAY=irecs:10.0   と設定されている事を確認する。      ※irecs:10.0 の内 10 の部分は動的に変化する。    これは sshd が設定した 仮想 X server を指している。 4)後は 2)でログインした [server PC] 上で X アプリケーションを起動すれば、   画面は [client PC] に表示される。   ※su で root になってアプリを起動する場合は大丈夫だが、    su - userName で環境を引き継がずにユーザー変更した場合は X11 の forward に失敗する。 ---------------------------------------------------------------------- ●DB2 コントロールセンターを使用する場合の注意点  上記2)の時点で DB2 インスタンスオーナーでログインする事。  そうしないと path の設定関係でコントロールセンターの起動に失敗する可能性がある。 ●ASTECX と WAS 管理コンソール、DB2 コントロールセンターの組み合わせの場合の注意点  ASTECX の [ウィンドウモード] を [マルチウィンドウ] 以外に設定しておく。  [マルチウィンドウ] モードでは Exception が発生する。 ※ssh で二重に暗号化している上 X なんかを流すので非常に重い遅い事請け合い。